木根川小学校73年の歴史に幕


 東四つ木にある木根川小学校が渋江小学校と統合となり、新しく東四つ木小学校となる。今日は、その木根川小学校の閉校式、来週は渋江小学校の閉校式がある。私は、活動地域は違うものの文教委員として出席をさせていただいた。70年前には800人超の児童がいた小学校が、今では10分の1に減ってしまった。残念で寂しい、という思いを涙であらわしながら、次のステップに進んでほしいという激励をした校長の式辞とPTA会長のあいさつは素晴らしかった。
 校長が教育長に校旗を返す校旗返納の時、児童も含めて一斉に拍手があったものの、私は拍手ができなかった。少人数の学校があっていいと思う反面、新入生が入ってこなければいずれなくなってしまうという思いはある。しかし、学区域の変更などで学校を残す努力もすべきではないのかなど、複雑な思いもあり拍手ができなかった。
 柴又小と東柴又小は、木根川小のように現実に児童が減っているという人数の問題での統合ではなく、コスト面での統合であり、まともに地域住民にも知らせず強引に進めようとしているので、反対の運動をしていきたい。

 歩道に埋め込まれている案内。建替えが終われば東四つ木小学校になると思うが、何らかの形で残してほしいものだ。