柴又の宿泊施設、実は住まいに?

 柴又の旧職員寮、インバウンドの外国人を中心にした宿泊施設になっているが、オープン後にコロナ感染拡大で休業となっていた。今は団体客を中心に営業しているとしているが、果たしてそうなのかと言う疑問がでてきた。すでに個人の受付も、長期滞在の受付もしておらず、15人以上の団体のみの受付としている。しかし、予約フォームで検索しても空きはない。
 本日の予算審査で聞くと、技能実習生の住まいとなっているということがわかった。だったら宿泊施設ではなく、区営住宅としてきちんと整備し、所定の手続きで入居してもらえばいいいのではないか。そもそも区有施設であり、民間事業者に宿泊施設にすることを目的として貸し出しているわけだから、目的に沿わないのであれば、民間事業者が撤退するしかない。本日は、実態を把握することを求めた。
 心配なのは技能実習生の人権が守られているのか。当初の目的から逸脱しても、いっさい議会には報告もしない。区は、サッカースクールを運営する事業について協定を結んだ相手が勝手にスクール運営事業を売却していたのに、抗議もできない実態が明らかになったが、完全に企業の下請化している。このままで果たしていいのか、今後も追及していきたい。