葛飾粧業定時制なくすな


 都教委は8月に、突然、葛飾商業をはじめ7校の定時制高校の廃校の方針案を打ち出した。本日、「存続をもとめる緊急集会」が開催され参加した。主催者も驚く70人超の参加だった。この集会に参加して何よりも良かったのは、都教委の廃止の理由について、そもそもその理由が成り立たないということを学習できたことだ。特に授業だけでなく、労働に対してもアドバイスなどができることだ。全日制では労働は奨励しない。しかし、定時制は働くことと学ぶことを両立させようとする学校・教員と生徒の努力があり、そこに信頼関係も生まれる。定時制ができた歴史も学ぶことができた。
 葛飾区本所高校定時制に12年、葛飾商業に8年、教員をやっていた方は、葛飾商業定時制の廃校について、教員、保護者、生徒など関係者に伝えていないことを告発し、区議会への働き掛けも準備していると言う発言があった。定時制卒業生からは、廃校にされようとしている学校だけでなく、これ以上定時制高校をなくさない運動にしたほうがいいと言う積極的な発言があった。
 この集会では「昼間働いている生徒、高校を中退した生徒、夜間中学卒業生、若い時に学ぶ機会を逸した人、外国人につながる生徒など、多様な学びのセーフティネットの役割を果たす」夜間定時制の存続を求めるアピールが採択され、運動を進めるために「連絡会」発足の提起があり拍手で確認された。今後署名運動などは、当該校だけでなく全都的な運動にしていかなくてはいけない。