古川苞の命日に思う


 本日12月15日は、戦前、弾圧をうけ壊滅した東京の共産党を再建中に検挙され、完全黙秘で不屈に闘った古川苞の命日だ。毎年この日には墓前祭がおこなわれるが、同時刻は、本会議のため朝いちばんで墓前に線香をあげてきた。
 本日の本会議は、大規模改修をすればまだ使える区役所を、700億円超の税金を投入して立石駅前の再開発ビルに移転するための「区役所の位置を定める条例」の議決がおこなわれた。まだ使える区役所の移転理由がなく、区民への説明もないまま移転はありえない、として共産党4人、無所属議員5人(おおにし、小川、小林、沼田、みずま)の計9人が反対した。残念ながら31人が賛成し可決された。
 しかし、条例が可決されても工事がすぐ始まるわけではない。なぜなら再開発事業における地権者の同意率は85%であり、態度を決めかねている地権者がたくさんいる。真っ向反対している方もいる。だから、まだまだ闘いはこれからだ。戦前から間違った政治に対して不屈に闘ってきた先人に学び、あきらめずに最後まで頑張っていきたい。12月15日は、不屈に闘うことを決意新たにする日だ。