東京大空襲

 映画「ペーパーシティ」(東京大空襲)を観てきた。3月10日の大空襲で10万人の犠牲者がでたが、政府は補償もなにもしない。映画では、生存者の証言を紹介しながら、特に犠牲者への援護を求める闘いに光を当てたように私は思った。その中心的な役割をはたしていたのが、生存者の1人である星野弘さんだ(故人)。私が共産党の専従になった時の最初の参議院選挙で当時の参議院議員の内藤功さんの選挙の責任者をされていた。映画では、「もしこの署名で立法ができなかったらどうするのか」との質問に、「何回でもやる」ときっぱりと。実現するまであきらめずに、この姿勢に学ばされた。映画では星野さんも含めて3人の方が証言されているが、星野さんは、この映画をみることなく亡くなっている。
 一部の指導者によって戦争は繰り返されている。岸田政権は、そのきな臭いにおいが強くなっている。来年2月から公開されるので、多くの方に観ていただき、紙のように燃えてしまう悲惨なことは繰り返してはいけないという思いを一つにしたいものだ。