柴又駅前改修

 本日の決算審査委員会はまちづくり。柴又駅前広場改修について、完成後の感想を理事者に聞いたところ、区は、特に問題ない、京成の土地なので及ばない旨の答弁をしたが、朝日新聞は、建物に圧迫されて寅さんとさくら像が小さくなったと書き、山田監督の「小さな公園にしてほしかった」の言葉を一面で報じている。
 私は「率直に言って大失敗、せめて建物は一階にして、屋根は駅舎の屋根の形状に合わせるべきだった。そこまで踏み込んだ指導をしなければ景観は保全できない」と主張し、「柴又街道の拡幅では、景観要素となっているいくつかの店舗も縮小か閉店を迫られる、その時も都道だから「及ばない」で済むのか」と質したら、区長が答弁に立った。
 区長は「住民の生活が大事だ」と答弁したが、駅前改修では、住民を無視した工事が進んだことを知らないわけではないだろう。まちづくりの主役は住民だ。生活と生業を直視しなければ、まちの灯は消えてしまう。駅前改修2900万円の執行、景観保全に役立ってはいないのではないか。