何でもありの庁舎移転

 本日、決算審査委員会で庁舎移転問題を取り上げた。実施設計に向けた基本プランによると福祉、子育て、税務などの総合窓口は3階~5階となっているが、突然6階までにする、予定のなかった都税事務所を7階にするという案がでてきた。しかし都税事務所は移転するとは言っていない。
 「基本プランの見直しなのか」と聞くと、「進化させた」と真顔で答弁。基本プランは、団体や区民からも意見を聞き策定したもので、そう簡単に変えられるものではない。にもかかわらず「進化させた」の一言で変えられるのであれば、何でもありと言うことになる。
 結局、立石駅北口再開発事業で決めた13階建てのビルの床をうめるために、庁舎でもなんでもいいから税金で何とかしろ、というのが見えてくる。その税金投入額は660億円にもなる。区民一人当たり14万円だ。とんでもない。