柴又駅前広場、これでいいのか

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 本日、文教委員会で柴又駅前広場の整備状況について質疑を行った。なぜ地域住民にどんな広場になるのかを明らかにしないのか、ということだ。区教育委員会は、「京成不動産が地域住民に周知している」の一点張りだが、駅周辺の聞き取りでもそんな事実はない。唯一、完了後に店舗として戻るお店にだけ説明をしていることがわかった。その内容からすれば、到底広場とはいえず、やはり狭い通路としか言いようがない。さらに広場には現在、3つのモニュメントがあるが、寅さん、さくら像を残し、纏の柱は撤去することが初めて明らかになった。秘密裡に工事を進めているのは、狭い通路にする、1つのモニュメントを撤去することを知られたくないからか、と言わざるを得ない。文化的景観とは何かが問われるのではないか。
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 文化的景観に選定されたからには、地域住民の協力が必要だ。しかし、なにも知らせず保存だ、後世に残す、と言っても無理。驚くことに駅前の工事か所を囲む鉄板には、偶然にも本日、文化的景観の説明と参道などのポスターが貼られた。駅前広場がどうなるかを知らせず、文化的景観の説明をするのは滑稽としかいいようがない。