児童相談所

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 児童相談所についての特別区議会議員講演会に参加。講師は明星大学の川松亮教授。1時間40分ほどの講演で、今後23区で設置するうえでの課題が提起された。何といっても人の問題だが、日本の児童相談所の体制は、職員1人100ケースだが、ドイツでは、1人16.8ケースだそうだ。事故がおきるはずだ。川松氏は、事故が起きないように応援をしていきたいと語ったうえで、新人で長く務め知識・経験を積んでいくことが大事だとし、そうなっていない現実がある中で、職員の異動周期を長くする、自治体間の人事交流をするなどの提起をされた。また、一時保護所のあり方も何よりも「落ち着く」「安全」「学習」「健康」などの視点が大事だと強調された。
 今後、葛飾区でも児童相談所の開設をしていくことになるが、児童虐待などに対応していくうえでも知識と経験という人事政策が中心にすえられるかどうかが鍵となることを改めて認識することができた。