区民を馬鹿にしている

 4日、決算審査特別委員会で、保健センターについての質疑を行った。
 高砂・小菅保健センターが廃止になって1年。区は精神・難病の医療費申請などの手続きは区民事務所で行い、今後、保健センターの同様の窓口も移行すると言ってきた。
 前年度は、窓口に派遣社員を配置したが、今年度から区民事務所の職員が対応している。従来の業務をしながらでもできるという判断のようだ。ところが、今年になって苦情が寄せられている。「窓口で答えられない」「電話をするといってもかかってこない」などだ。サービス向上といって派遣社員を配置したが、その派遣社員まで削ってしまったからだ。
 それだけでなく、複合施設で新しくなる新小岩保健センターの窓口は、プライバシーへの配慮が必要なので移行しない、他の保健センターについても「移行の必要はない」との答弁。
 高砂、小菅管内の住民にはプライバシーの配慮は必要ないのか。これほど区民を馬鹿にする話はない。廃止先にありきがあまりにも露骨だ。
 高砂、小菅での窓口業務は失敗したとしか言いようがなく、このまま続けるなら、せめて保健師を配置すること、そして保健センターの機能復活を要求したところだ。