被災地宮城県知事の情けない姿

 宮城県議会での三浦一敏さんの質問がすごいと聞いたので、インタネットで見てみた。宮城県石巻・牡鹿選挙区では史上初の共産党議席を獲得した。その人が三浦さんだ。三浦さんの質問は「なぜ共産党議席が誕生したのか、知事はよく考えてほしい」と始まり、生活再建から最後は原発問題だった。
 2006年、女川原発の耐震の説明会でのやらせ問題を取り上げ、本来なら県は毅然とした態度をとらなければならないのに、この20年間で7人も県から東北電力天下り、この4月にも天下り、これでは何も言えないではないか、天下りはやめるべきだ、と追及した。
 県知事は、「やめた人が自分の意思で行くのだから、仕方がない」と答弁。原発事故で地域の存在そのものが脅かされている時に、こんな居直り答弁をする人物が知事をやっていることに憤りを感じるし、本当に情けない。