被災者(住民)が主役

 ある新聞にボランティアについて湯浅誠氏の記事がでていた。「パッと来てワッとやってサーっと去って、あとに何も残らない台風型の支援の有効性は、緊急時飲みに限られる」と。住み続ける被災者一人ひとりが活躍できる場を作り出すことが必要だと強調する。
 確かに炊き出しが長く続けば地元の営業もままならない。今ボランティアがやっている活動も被災者の雇用創出につながるものがあるかもしれない。
 しかし、衣食住がそろっておらず人間らしい生活さえ保障されていない被災地もある。どこで線を引くかは難しいが、「被災者(住民)が主役」ということを忘れてはいけない、ということだろう。