区役所は2050年までもつ

 区役所建て替えについて「区民の意見を聴く会」が金町地区センターで開催された。重要な問題なのにたった3回しか開催しない。それ自体問題だ。
 区の検討委員会の会長の話を聞いて2つの疑問を感じた。そのひとつは、庁舎のあり方というのは区政のあり方であり、総合庁舎中心型かそれとも地域の行政サービスの拠点となる支所充実型がいいのか、その議論を大いにしていく必要がある、と言っていたことだ。重要な議論なのに、会長は、「我々は議論はしていない」と言った。ではなぜ検討委員会は、建て替えが必要だというまとめをだしたのだろうか。
 いま一つは、耐震補強や内装などしっかりやれば「おすらく2050年までもつかもしれない」と言ったのだ。それだったら、その方法について検討することが検討委員会の仕事ではないのだろうか。
 建て替え先にありきという結論があることがはっきりわかった意見を聞く会だった。黙ってはいられない。